薬剤師やすこのブログ

調剤薬局勤務の薬剤師やすこです。 薬のこと、目の病気のことなど気ままに書きます。

そんなことしていいのかーーー!!!!(後発医薬品使用体制加算について)

11月に入り、風邪の患者さん増えてきましたね~。
皆様体調はいかがでしょうか?


首元スースーと冷やしていませんか?
風邪をひいている患者さんに限って、首周りの大きくあいたお洋服を着ていたり、
男性だとシャツのボタンをざっくりと大きく開けておられる方が多いと感じます。


風邪引きそうな時は、マフラーなどで首元を温めてくださいね。


さて、話は変わりますが、
私は、自分の勤務先には敢えて処方箋を持ち込みません。


なぜならほかの薬局でもお薬をもらってみたいから


薬剤師の方ならこの気持ちわかってもらえますかね?


あの薬局、店内どうなってるのかなーとか
OTCは何をおいているかな~
薬剤師さんは派遣入ってるかなぁ
(だいたい、名札をみると派遣かどうかはすぐわかる)とか。
その他諸々。


今回は喉が猛烈に痛かったので耳鼻科を受診しました。(おそらく溶連菌)
で、処方箋を出してみたのは、行ったことのなかった、いわゆる耳鼻科門前の薬局。
待ち時間の間、患者観察してると、入ってくる患者さんは耳鼻科門前ということもあり
子供と若い成人の方が多め。


そうこうしているうちに、名前が呼ばれ薬を受け取る。
調剤されたお薬にびっくり!!


私の処方箋にはムコダインが含まれていたのですが、、、


処方内容
ムコダイン(500) 3錠 毎食後 7日分


だったはずが、
薬局で、いざ調剤されてきたお薬がこれ↓


・カルボシステイン(250)「JG]  6錠 毎食後 7日分


ん?んんーーーーー?
ムコダイン、規格が半分になって1回服用量が倍になってる!!!


おい!!!!


薬剤師さん、平然とした顔で「こちらのお薬は1回2錠お飲みください。」なんて
涼しい顔で言い放つ。


おい!!!!何勝手に規格変更して錠数増やしてんだよーーーー(柄悪い)

 

耳鼻科の門前なのにカルボシステインの500mgを置いていないはずはないし、
あえて用意してないんですよね??
これって、ジェネリック変更率をあげるためですよねーーーーー


普通、患者さんに一言お伝えしませんか?
1錠飲めば済むものを、2錠に変えてるわけだから。


それに、ジェネリックに変更していることで、先発より薬価は安くなりますが、
500mg 1錠 と250mg 2錠 では後者のほうが薬価が高くなるわけですから。
なんの説明もなくこのような変更をするというのは非常に悪徳だと思うわけです。


1日薬価を単純計算したとして、


・カルボシステイン(500)「JG]    3錠 → 6.8 × 3錠 = 20.4 円
・カルボシステイン(250)「JG]    6錠 → 5.6 × 6錠 = 33.6 円   差額13.2円/日

ちなみに、先発品だと   
ムコダイン500mg             3錠 → 14.7 × 3錠 = 44.1 円
                                      (*薬剤量としての計算ではありません。)

 

こういうのって、モラルに反すると思うわけです


ジェネリック体制加算の算定要件は
数量ベースでのジェネリックの調剤数量割合が以下の割合だと加算できます。
65%以上ー18点
75%以上ー22点


今回はこのジェネリックの数量を増やすために、規格を減らして錠数を増やすという
荒業にでたのだと考えます。(もーちーろーん、推察ですが)


なんだろう。この憤り。
こういうことをする薬局があるから、まじめにやってる薬局が馬鹿を見て廃業に追い込まれたり
するのではないでしょうか?


じわじわと怒りがましてきたのでブログにあげました。
ほんと許せない!!

 

注:上記内容は2017年11月13日に記載した記事です。

 

 

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