薬剤師やすこのブログ

調剤薬局勤務の薬剤師やすこです。 薬のこと、目の病気のことなど気ままに書きます。

いつもより激しい喉の痛みは溶連菌をうたがえ!!

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最近気温差が激しいですね~。

皆さん、のど痛くないですか?

昨日まで平気だったのに今朝起きたら急に猛烈に喉がいたーーーーい!!

なーんて方はいませんか??

 

 

そこで、今日のテーマは溶連菌!!

 

 

溶連菌は溶血連鎖球菌感染による発熱、のどの痛み、発疹が主症状の病気。

一番多いのは小児の咽頭炎ですが、大人もかかります。

まれに腎炎の合併症あり。(治癒後にリウマチ熱や糸球体腎炎の発症)

 

 

症状はとにかく喉が痛い!!その痛みは何とも特徴的な気がします。

平たく言えばなんだかやばいのどの痛み。

尋常じゃない痛みが急に襲う感じ。

 

 

そのほか嘔吐や赤い斑点、イチゴ状舌(下にイチゴのようなツブツブができる)、

皮膚が日焼けした時のようにむけてくる(落屑)などがあります。

皮膚に発疹をきたす場合、猩紅熱といわれます。

 

 

知り合いのクリニック情報によると、3月くらいにインフルエンザが一旦落ち着いた頃から溶連菌が出始め、再びインフルの流行る頃(初冬)までずーっと一定数の患者が出続けるとのこと。

 

 

昔はなかったのに・・・。と思われるかもしれませんが、現在の医療では検査キットが浸透し5~10分で判定ができることにより、診断がつくようになったとのこと。

昔からあったけど、夏風邪で済まされていたということですね。

 

 

治療薬としてはペニシリン系の抗菌薬が著効。

一般的には最低10日間は服用が必要。

 

 

うちの薬局では、サワシリンやオーグメンチンがよくでますね。

ペニシリンアレルギーの患者さんにはキノロン系やマクロライド、小児にはセフェム系がでることが多いですかね。メイアクトとか。

 

 

抗生剤をきっちり飲めば、のどの痛みは嘘のように軽くなりますが、合併症も怖い病気なので必ず医師から指示された服用期間をしっかり服用するようにしましょう。

 

 

また、小児の場合は発病後3週間くらいした後尿検査をすることをおすすめします。

万が一、合併症にかかっている場合に早期に発見できるので、尿検査まで済ませて完治とするほうが万全だと思います。

 

 

身近な感染症ですが注意の必要な溶連菌。

みなさんも手洗い、うがいを徹底して感染予防をしましょう。

 

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