翌日の土曜日、地元の眼科を受診しました。
そこの先生は網膜硝子体の専門の先生でした。
瞳孔開くための目薬をさして検査です。
眼科帰りの患者さんが「散瞳しててまぶしい。ものがよく見えない」と
しばしばおっしゃっていたけど、こんな感じなんだぁと思いながら順番を待ちます。
この時点でまだ少しのんきだったと思います。
いくつか検査をしていざ診察。
「網膜剥離だね。強度近視と聞いてすぐに疑ったけどやっぱりだ。でも早く見つけてよかったね。写真を見てごらん」
そういわれて写真を見る。小さな穴が一つだけ空いていました。
やぶけたというかめくれてる感じで、めくれた部分の残りまでしっかりと
映っていました。
網膜剥離ってボクサーか重度の糖尿病の方がなるものだとばかり思っていました。
強度近視だと眼球が大きくなって網膜が薄くなるため発症リスクがあがるのだと
説明を受けました。
「週明けなるべく早く手術したほうがよいね。入院も必要です。お住まいどこだっけ?東京か。地元の大学病院紹介できるけどどうする?東京でオペしてもらえるように
宛名なしで紹介状書こうか?」
がーーーーーーーーん。手術。。。目の手術なんて怖い。いやだ。
短い時間でいろいろと説明され、一人で受診していた私はやや混乱しながら
考えました。
地元でオペしたらしばらくは帰れない。子どもの学校どうしよう。
その後の通院も必要になるだろうし。。
そんなことを1秒か2秒で考えて決断。
「住まいのある東京で手術を受けたいと思います。紹介状お願いします。」
一番のネックは子供のことでした。
仕事の忙しい主人と子供だけでは東京の自宅での生活はまず無理と考えての結論です。
後々のことを考えたら、東京でオペを受けたって入院中は主人と子供だけで
生活をしてもらうしかないのにその時はうまく判断できていませんでした。
そして私は、その日のうちに東京の自宅へ急いで戻ることにしたのです。
ーこの受診に関して振り返りー
もし自分の身近な方が目の病気で病院を初診で受診するときは、
是非どなたか付き添ってあげて下さい。
いろいろな現実を説明されたうえで、判断しなければならないことも多く、
病気を患っている本人が一人で決めるのはとてもとても大変なことです。
正しい決断ができないことも多いと思います。
この記事をたまたま目にした方には是非お願いしたいです。
宜しくお願いします。