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今日は処方例のご紹介。
というか自分用のメモに近いかな。
さて下の処方は何の病気に対する処方でしょうか??
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プレドニン(5) 12T 分3
メチコバール(500) 3T 分3
バルトレックス(500) 2T 分2 内服7日分
ヒアレイン点眼液(0.1) 5ml 1日6回 右眼
簡単すぎる?
どうでしょう?
パッとみた印象は、プレドニン12T !!ってなんだか注意が必要そうで
あぶないわ、と思いますよね。
さらにステロイドと抗ウイルス薬の併用ときたーー。
実習生の良い教材になりそうな処方です。
だって大学で、ステロイドは免疫をおさえる作用があり、
感染症を悪化させることがある。
と習った習った。よね?
で、正解は「Bell麻痺」の処方でした。
Bell麻痺は顔面神経麻痺のひとつ。
イギリスの解剖学者のBellさんのお名前が由来のようです。
発症は10万人あたり年20~30名で40歳代が発症のピークらしいです。
そのBell麻痺の原因の一つとしてヘルペスウイルスがあり、ステロイドで炎症をおさえつつ、ウイルスもたたきたいという意図の処方とのこと。
医師の話では、この処方で大切なのは何をおいてもプレドニン!!
バルトレックスも併用の必要がある薬、とのこと。
では、ヒアレインの点眼はなんのため?
わかりますか?
これは麻痺によってまぶたを閉じられないことがあるからです。
患者さんの話では、シャンプーするときや、服を着替える際など
瞼が閉じないと本当に痛くてつらいとのこと。
またひとつお勉強になりました!!
日々勉強。
患者さんは先生ですね。